マイ・ライフ

ライブに行った記録です。要約すれば「好きだー!大好きだー!!」「楽しかったー!!」となります。NONA REEVESや真心ブラザーズのライブに、よく行きます。

NONA REEVES『NEVER ENDING “café” TOUR』@宇都宮 fudan café

2015年5月3日(日)。

GW真っ只中、NONA REEVES初のカフェツアー『NEVER ENDING “café” TOUR』の初日、宇都宮に行ってきました。

場所は宇都宮 fudan café

f:id:kaxzuxmi:20150518223615j:plain

 

「GWの予定もなかったわたしのためにやってくれるの!?」と錯覚するほど、ナイスタイミングな宇都宮でのカフェライブ。

都内から宇都宮、小旅行にはぴったりです!

休日の湘南新宿ラインの混みっぷりを甘く見てたわたしは、宇都宮に着くころには若干疲れを滲ませつつも、頭の中は餃子でいっぱい!(←オイ!)

まずは宇都宮駅餃子像からスタートです。

f:id:kaxzuxmi:20150518223518j:plain

それにしてもいい天気!

歩き回ると暑くて、もはや夏休みのような感覚でした。

 

「まずは餃子行っとく?」と人気店の前まで行ってみたら、まさかの2時間半待ち!!

宇都宮の餃子、甘く見てた!!!

さすがにライブ前には無理なので、パスタ&キンキンに冷えたビールのランチを。

昼間っから極楽、極楽♪

街を歩いていても、どこか懐かしい「夏休みの地方都市」って感じで、休日感たっぷり。

同じ北関東で育ったので、街並みも地元にどこか似ている気がします。

 

餃子を食べに行く途中、会場のカフェの前を通りかかった時に、小松さんがテラス席にいて「あとで来ますねー」なんて声をかけて行ったり。

開場20分前くらいにカフェに行ってみると、3人がご飯食べてたり。

始まる前からゆったりとした、いい感じの雰囲気が漂ってました。

 

何と言っても会場のfudan caféがとても開放的!!

窓全開でリハやっちゃってます。

しかも、アンプからガッツリ音を出して。

住宅街なのに大丈夫!?と心配になりつつも、風が入る明るい会場でノーナを観られるしあわせったら!!

海辺のライブよりも野外感あって、リハで3人で合わせている音を聴くだけでも、なんかすごく楽しかったなぁ。

 

集まってきたお客さんを見て、「え?何で集まってきてるの?もうこんな時間!ヤバイ!リスト、コピーして!!」と慌てだす、今回のツアーのコーディネーター、ミッシェル・ソーリーさん。。

「リハ中だけど、お金だけもらっちゃいなよ!」という悪徳イベンター(?)のお言葉により、開場。

受付、呼び出しがフルネームなのは恥ずかしかったっす(笑)。

 

 

セットリスト

  1. YOU GET WHAT YOU GIVE
  2. 自由の小鳥
  3. 愛の太陽
  4. MTR
  5. 夢の恋人
  6. NEW SOUL

(休憩)

  1. パーティは何処に?
  2. Lucky Guy
  3. HIPPOPOTAMUS
  4. August
  5. リクエストコーナー [土曜日の恋人 - I LOVE YOUR SOULWhat's Goin' On (Marvin Gaye)Stand By Me (BEN E.KING)上を向いて歩こう]
  6. Forty Pies

 

海はないけどシーサイド!!

カフェライブ&ツアー初日ってこともあり、とってもゆるーい感じでスタート。

並びは上手から、郷太、小松、奥田の順。

郷太くんのまわりには、アコギとタンバリンやシェーカーの打楽器類。

オッケンさんの前には、久々の鍵盤(おっ鍵)!!と、エレキギター

小松さんのセットは、椅子にしてるカホンと、スネアと、シンセパッドと、ペダルだけのバスドラムみたいなもの(キック・パッドっていうのかな?こんなやつ)と、超シンプル!

タムもシンバルもないなんて!!

 

店の奥に作られたステージは、高くて観やすかったです。

ステージ左右にスピーカーがあり、アンプからガッツリ音が出てます……本編始まっても窓全開のまま!

前日、なんと「ノーナツアー号」として日産セレナを買ってきたというミッシェル・ソーリーさん。

そこに機材と、楽器を積んでやってきたそうです……だからこの、カフェツアーとは思えない機材量!!

 

MCをiPhoneで録音し始める郷太くん。

「あとでnoteで売れるかも?全国、やる曲は同じでも、MCは違うから」とのことです。

「そういう商売を考えるの、上手いよね~」と小松さん。

……ということなので、MCは、切り売りできないようなところだけをかいつまんで書こうかな(難しいな。。。)。

 

「飲み物、こういう時はメニューから頼んだほうがいいんだよ。ロフトプラスワン方式で。」と言いだす郷太くん。

G:じゃあ、オレンジジュース。

K:アイスコーヒー

O:じゃあ、ビールで。

G:やっぱり、アイスコーヒー……あ、もう準備しちゃってたらオレンジジュースで全然いいので!こういう和田唱みたいなの、嫌なのに!

K:でもそういうところ、あるよね。

お店の方、郷太くんにはオレンジジュースもアイスコーヒーも両方用意してくれてました!

のちにドリンクの存在を忘れ、ライブを進行する3人……気づいた時には、オッケンさんのビールの泡は消えてました。。。

お店の方、すかさず新しいものと交換。

O:この店、ほんといい店~!!

 

とにかくたくさんしゃべってて、このペースだと何曲できるの?と心配なくらいの進行で。。

G:20年もやってるバンドだけど、めちゃくちゃフレッシュにライブをやってます。

K:3人だけでやるのって、50回もないよね?

O:20回ぐらい?

K:それよりはあるんじゃない?インストアとか、ラジオ以外でちゃんとやるのは、初めてかも?

こんな3人だけというレアな状況で、曲順もアレンジもほとんど決めてないフリーさの中で起こるマジックの数々!!

最高に決まってる!!!

 

ようやく1曲目YOU GET WHAT YOU GIVE

夏フェスっぽいなぁ。

郷太くんがアコギ弾いてるんだけど、アコギ、上手くなったよねぇ。

小松さん、シンセパッドのどこを叩くとどの音がでるか分からないという、ロシアンルーレット状態!!

あれ?さっき、リハしてたよね……?

最後のシメも、オッケンさんをめちゃ見つめながら、どう終わるのかを模索する小松さん……「あれ?あ、こうか!」とか、声も漏れちゃってます。。

ぶっつけ本番にも程がある!っていうゆるさも、カフェライブならでは。

もう、めちゃ楽しい!!!

 

自由の小鳥では、ノーナ結成のいきさつを、なぜか過剰なイニシャルトークで(笑)。

郷太くんが「山田邦子のバナナ大使みたい」って言ってたけど誰に通じるの?と思ったけど、全然大丈夫そうな客層でした(笑)。

ノーナ結成話は何度か聴いたことがあったけど、この日は小松さん目線の話が聴けて新鮮でした。

いやしかし、小松さんのバイト嫌いっぷりは凄まじかったのね!!

深夜のコンビニでBGMを切って立ち読み客を追い出すとか、どんな悪徳バイトだよ!!(笑)

あと、大学時代の話をしてるといつも、某Cさんの悪口大会になる傾向は何なんだ!

そんなCさん、大学時代はエキセントリックだったのに、猫飼ってから性格が穏やかになって、ロハスな雰囲気出してきたらしい。

いやもう、どんだけ仲良しだよ(笑)

 

小松さん、ただただずっと椅子にしてたけど、この曲でだけカホンを使用。

郷太くんとオッケンさん、アコギは共用してて、ステージ上で渡してるのがなんかいい感じでした。

 

愛の太陽はもう、オッケンさんの鍵盤がステキすぎ!!!

どことなく冨田さんの鍵盤に似ている気がするのは、気のせいじゃないはず。

それにしてもオッケンさん、さらっと弾いちゃうよねぇ。

カッコいいよねぇ。。

 

曲リストはあるものの、「次は何やろうかー?」と曲順はその場で決めていってました。

リストの番号で、「4は?」「それは取っておきたい……9は?」などと会話する3人。

「じゃあ7やるか!」と言われても、こっちは知らないから、リアクションに困ります。。

「王将みたいだね」とオッケンさん。

小松さん「7入ります~!」としれっと注文受けてました(笑)。

 

MTRはミュージック・トラック・レコーダーの頭文字。

若い人は知らないかもしれないけど、こういうので録音してたんだよね、と。

「この曲も久しぶり、というか、やったことないんじゃないの?」とのこと。

普段聴けない曲が惜しげもなく披露されていく~!!

 

夢の恋人も、夏だね!!

エレキギターの音、大きくして!」ってミッツィーさんにオーダーする気持ちがよく分かる!!

小松さん、スネア乱れ打ち!!

バスドラとスネアだけでも、めちゃめちゃかっこよくなる不思議。

もう、タムもシンバルもいらないじゃん(笑)。

後半になるにつれ、シンセパッドは何となく使わない方向になってたのは、小松さんの性格がよく表れている気がする。。

 

GWとは思えないほどの暑さと、風が通る明るく開放的な店内。

リゾート感たっぷりで、ホントに気持ちいい~♪

「(栃木は)海ないよ!」と総ツッコミが入った、オッケンさんの「海辺感がすごい」発言も、納得です。

 

「あと1曲」と言われ、盛大に驚く郷太くん。

「あ、びっくりした。休憩の前が、ね。小松さん、時間ぴったりじゃないですか。」

「うん、腹時計ね。」

という、食べログプラチナ会員の小松さんのさすがの解答で、前半最後の曲NEW SOUL

最後のガーっと盛り上がるところ、小松さんのスネア連打がものすごかった!!

叩くもの少ないから、スネアに1点集中!!

はぁ~、カッコよかった~!!

 

ここで、休憩。

foodも注文して売り上げに貢献したかったけれど、ティータイムでお食事っていうのも難しいよね。。

シャンディ・ガフ飲みながら、前半の感想を言い合ったり、DJ聴いたりも楽しい~。

DJの選曲も渋めかつ上がる感じで、とってもカッコ良かったです。

休憩タイム最後の曲がBillie Jeanで、ステージに戻ってきたオッケンさんがサラッとギターで合わせてたのがカッコ良かった!!

郷太くんも歌ってほしかったな。

 

後半はゆらゆら揺れながら

後半は、先日行われた堂島孝平20周年ライブの話から。

郷太くんが最後の曲でスポットライトに見切れていた件、うん、わたしたちもとっても気になっていたよ!!

メジャーデビューは97年だけど、自由の小鳥からは20年のノーナ。

「ノーナ20周年はどうする?」という問いに「堂島とまったく同じことやる?まったく同じ人たち呼んで……」と言いだす郷太くん。

うーん、できなくは、ない!?(笑)

「今日のこのカフェツアー初日から、ゆっくりと20周年としてライブを続ければいいんじゃない?」とオッケンさん。

うん、なんか特別なことも楽しそうだけど、こうやってたくさんノーナとしてのライブが観たいです!!

 

自由の小鳥ができた1995年は、阪神淡路大震災地下鉄サリン事件からのオウム事件など、世の中が大変なことになっていた年。

郷太くんと同い年のイチローが活躍し始めた年でもあるそうです。

イチローの活躍の陰にチチローのサポートがあることを知った郷太くん、お父さんに「バイトは全部辞めて、仕送りだけで生活する。その分、音楽活動に専念する」と宣言。

お父さん(チチゴー)が「ええよ」と言ってくれたから、今のノーナがある!

そして郷太くんは、下北でテープを配ったり、Macで印刷物作ったりと、行動を起こしていったそうです。

小松さんは、単位がヤバい授業の証明書を、郷太くんのMacで偽造してもらったりしたとか(笑)。

G「就職活動で、ナンバー・ナイン・レコードに行ってました、ってね。今になってみると、あながち間違いじゃない。」

O「当時は、印刷されてるだけで、おおー、本物っぽい!って感じだったもんね。」

 

後半はループ感がある曲が中心でした。

パーティは何処に?はノーナの定番だけど、3人でやるのはもちろん初めて!

新鮮!!!

 

オッケンさん、Lucky Guyは、レコーディングではアコギ弾いてたけど、ライブでアコギなのは初めてとのこと。

そうだよ、普段のライブじゃ、鍵盤どころかアコギも聴けないんだもん。

それだけでも、今日来た甲斐があります。

「らららららー」のコーラスで、お客さんも歌うモードオン!

楽しいねぇ~♪

 

再び歌うモードのHIPPOPOTAMUS

音数が少ない上での郷太くんのラップもいいねぇ。

 

Augustは予想してたけど、やっぱりグッと来ちゃうよねぇ。

小松さんの歌がどんどん甘く強くなってきた気がする。。

 

リクエストコーナー 

ここで、リクエストコーナー。

「オッケンさんが知ってれば、何でもできるよ!」

「あと、wi-fiが飛んでれば、歌詞検索できるから何でもできるよ!ここ来てすぐに“wi-fi飛んでますか?”って確認したもん。」

とのことでしたが、逆に「何でもいい」と言われると迷う……。

 

まずリクエスト1曲目は土曜日の恋人

「1回くらいやったことある?っていう、思い出すのが大変なところをついてきたね。。」と言う郷太くん。

キーがわからず四苦八苦……「だれかiPhoneで最初の音出して!」とお客さん頼みなのもカワイイ。

途中、Bメロからキーが変わってしまう奥田先生(笑)。

途中止まりつつ戻りつつも、1コーラス「できた!」。

うん、できたね~。

やーもう、めちゃくちゃ楽しい!!

 

次のリクエストのI LOVE YOUR SOULは、「あー、その曲ならできる!」と余裕で(笑)。

なにげに久しぶりに聴けて、嬉しかったな。

 

なかなかリクエストが出てこず、リハでちょっとやってたマービン・ゲイWhat's Goin' Onを郷太くん提案で。

ホントはこんな誰でも知ってるのは反則なんだけど、と言ってたけど、いやいや、こういうの、良いです!!

サラッとできちゃうところもカッコいいし、何よりノーナっぽくて最高!!

オッケンさん、リハでは鍵盤でやってたらしいけど、ギターでやっちゃってましたね……どっちでもフツーにできちゃうなんて、なーんだ、ただの天才じゃないか!!!

 

ちょうど前日、ベン・E・キングが亡くなったということで、Stand By Meを友だちがリクエスト。

「だいたい分かるんだけど、ちょっと待って、歌詞検索するから……あ、wi-fi切ってた。。ま、いいか。“When the night ふふーん”って感じで。自信あるところだけ大きな声で、あとは“ふふーん”で!」と言いだす郷太くんに、「ちゃんと検索しなさいよ!」と小松さん(笑)。

イイネ!!イイネ!!!

こういうスタンダードな名曲、ノーナに歌ってほしい!!!

 

Stand By MeがChoiceに入ってたらびっくりするよね。日本で言うと何?上を向いて歩こう?」ってことで、上を向いて歩こう

それこそ、ぶっつけだったけど、すごく良かった!!

『Choiceスタンダード』、出してほしいなぁ!!

 

最後はメジャーデビュー曲フォーティ・パイ

デビュー曲なのにとっても地味、と本人たち。

でも、今、ソロツアーとかアコースティックなライブなんかでは、よくやっているそうで、シンプルだからこそ、やりやすいそうです。

確かに、カフェライブには最適!

そして、ある程度歳を重ねてきたからこそ、このシンプルさが愛しく感じられる気がします。

パイパイ歌うのも楽しいしね。

 

 

ということで、体感的にはあっという間に(と言っても、3時間くらいはやってたよね?)ライブが終わっていきました。

シチュエーション含め、ホントに最高のライブでした。

窓全開でやってるため、通りすがりの人たちが覗いていくのも、なんか楽しかったです。

部活帰りのジャージの中学生、何年か後にノーナに出会って「あの時の!?」なんて思い出したらステキだな、なんて妄想も(笑)。

3人だけというレアな状況で、見たことのない楽器セットで、どの曲にも新鮮な驚きが!!!

ベースなくても、全然大丈夫なんじゃ……と思ってしまったよ。

リラックスムードで進むアットホームなカフェライブ、これからもずっと続けてほしいです。

『NEVER ENDING “café” TOUR』だもんね、これからもいろんなところで観られるはず!!

 

終了後、CDかグッズの購入でサイン会が開かれてました。

たまたま出てきたという、ワーナー&コロンビア・徳間時代のベスト盤ジャケトの原画も置いてあって、間近で見てきましたよ。

今回、初ノーナの同僚を連れて行ったのですが、さっそく『FOREVER FOREVER』お買い上げして、握手とサインしてもらってました。

うれしいなぁ!!

 

 

ライブ後、せっかくだからと覚悟を決めて、みんみんの長蛇の列に並ぶことに。

後ろの家族連れと別れを惜しむくらいの仲になるほど並んだけど、だからこそ?みんみんの餃子、めちゃウマでした!!!

f:id:kaxzuxmi:20150519004449j:plain

f:id:kaxzuxmi:20150519004503j:plain

f:id:kaxzuxmi:20150519004514j:plain

f:id:kaxzuxmi:20150519004523j:plain

 

ありがとう、宇都宮!!

全てが楽しいGWの1日でした!!!

 

 

fudan caféさんのFacebookに、この日の写真がアップされてました!

www.facebook.com